※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

野球の三振はなぜ「K」なの?ドクターKと呼ばれた3人の日本人!

野球の三振はなぜ「K」なの? ドクターKと呼ばれた3人の日本人!

少し前まで野球離れと言われ、キー局で放送されることも減っていたプロ野球ですが、WBCやオリンピック、メジャーで活躍する選手により話題になってきました。

それとともにテレビで放送される機会も増えてきましたね。

選手のことは知っていても野球のルールとなると、実はあまり知らないという方もいるのではないでしょうか。

今回は、野球ワードについてお話したいと思います。

この記事で分かること!
  • 野球の三振はなぜ『K』なの?
  • ドクターKと呼ばれた3人の日本人!

「野球の三振はなぜ「K」なの?ドクターKと呼ばれた3人の日本人!」と題して、「三振」について調べてみました。

ルールやワードと言っても幅広すぎなので、「三振」一択でお話しますね!

野球の三振はなぜ『K』なの?

アンパイア

野球の試合や、中継をテレビで見ていると「三振」というワードを耳にすることがあると思います。

実はこの「三振」ってピッチャー(投手)にとっては、多ければ多いほど良いとされているものです。

そもそも、三振とは何なのかから説明していきますね。

野球の三振って何?

野球で言う「三振」とは、バッターが3つのストライクを取られてアウトになることです。

3つ目のストライクを空振りすれば「空振り三振」と言います。

また、打者が打とうとしなかった投球がノーバウンドでストライクゾーンを通過することを見逃しといい、それが3ストライク目だと「見逃し三振」となります。

そして、この「三振」はスコアボードに「K」と表記されます。

ゆーり

三振は英語で「Strikeout」とか「Strike」っていうのに、何で「K」?「S」じゃないの?

「S」でも良いと思いますが、実際に記載されているのは「K」なんですよね。

なぜ「K」でないとダメなんでしょうか。

野球の三振がなぜ「S」ではダメなのか

野球用語には「S」から始まるものが多く存在します。

三振を意味する「Strike」をはじめ、犠打「Sacrifice」・盗塁「Steal」もそうですね。

このように「S」から始まる野球用語が多い為、使用してしまうと混乱するということで三振を表記する際に「S」ではなくなったとされています。

では、どうして「K」になったのか気になりますよね。

野球の三振が「K」で表記される理由

まず、三振の「K」ですが、単純に三振の数をカウントする単位として使用されています。

1試合で5三振を取れば「5K」、10三振を取れば「10K」のように表記されています。

そして、三振を「K」と表記するようになった理由はいくつかあるようです。

まとめてみるとこれだけ出てきました!

三振が「K」で表記される理由
  • 「Struck out !(ストラックアウト)」の「K」を使用した。
  • 「Killed(キルド)」の「K」から三振となった。
  • 「Knock out(ノックアウト)」の「K」という説。
  • 「K」が三画だから。

これはどういうことなのか、一つずつ解説していきますね。

「Struck」の「K」を使用した

19世紀のスポーツライターのヘンリー・チャドウィックが考案したものと言われている説です。

三振のときに主審がコールする「Struck out !(ストラックアウト!)」と中で、一番イントネーションの大きかった「K」を使用したそうです。

「Killed(キルド)」の「K」から三振となった。

日本の野球では「1アウト」を「1死」と表記しますよね。

その「死」を英語にしたものが「Kill」、ピッチャーが奪っていることになるので「Killed」となります。

ここから、三振は「K」と表現されるようになったと言われています。

「Knock out」の「K」という説

三振を取られた打者はアウトになるわけですから、文字通り「ノックアウトされる」ということで、頭文字の「K」という説です。

「K」が三画だから

日本では「正」の字を用いて数を数えることがあると思います。

それと同様に「K」の文字が三画で、3という数字を数えるのに向いていたからという説です。

ただし、これは「A」「F」「H」など三画の文字を探したらいくらでも出てくるので、なぜ「K」なのかという理由にはならないかもしれないですね。

ゆーり

ちなみに…メジャーでは空振り三振を「K」、見逃し三振・振り逃げを「ʞ」と表記するんだよ!

ドクターKと呼ばれた3人の日本人!

砂のケー

三振のことを「K」と表記することがわかりました。

では、野球用語で言われる「ドクターK」、こちらの「K」とは関係があるのでしょうか。

そのあたりについても調べてみました。

ドクターKって何?

三振を多く取れるピッチャーのことを「ドクターK」といいます。

初めて「ドクターK」と呼ばれたピッチャーは、NY・メッツのドワイト・グッデンでした。

1984年19歳でメジャー・デビューしたその年に20世紀の新人記録となる276奪三振を奪い、奪三振率11.39という成績を残しました。

この成績は、なんと19年ぶりの記録更新だったんですよ。

そこで、彼の名前「Dwight Gooden」の最初のDを用いて「ドクターK」の愛称が奉られたそうです。

当時のシェイ・スタジアムでは、グッデンが三振を奪うたびに、二階席の最前列に「Kボード」をファンが並べていくというものが名物でした。

野球なのにドクターと呼ばれる理由

ドクターKの由来はわかりましたが、何故「ドクター」なのか、不思議ですよね。

日本人が「ドクター」と聞いたら「医者」のイメージが強くあがると思います。

でも「ドクター」には、「ある分野において、知識や技術が優れていると認められている人」という解釈もありますので、そちらが近いかと思われます。

ゆーり

三振を多く取る投手を「ドクターK」と呼ぶのに対して、三振を取られる打者を「ミスターK」と呼びます。

日本人のドクターKは?

今やメジャーでも活躍する選手が増えた日本の野球ですが、日本人で言う「ドクターK」はずばり誰なのか気になりますよね。

最も有名なのは「トルネード投法」で知られる、野茂英雄さん。

ニックネームは「ドクターK」でした。

「ドワイト・グッデン」のニックネームを引き継げるほど、奪三振の高い投手として名前が残っています。

他、「ドクターK」という名前にふさわしい投手はたくさんいるのですが、奪三振という記録をもとに3名紹介しますね!」

では、2023年シーズン終了時の成績で「プロ野球 歴代通算奪三振数ランキング」「メジャー歴代通算奪三振ランキング」をみていきましょう。

プロ野球 歴代通算奪三振数ランキング

名前現役期間チーム奪三振投球回数
1金田正一1950-1969年国鉄・巨人44905526.2
2米田哲也1956-1977年阪急・阪神・近鉄33885130
3小山正明1953-1973年阪神・ロッテ・大洋31594899
4鈴木啓示1966-1985年近鉄30614600.1
5江夏豊1967-1984年阪神・南海・広島・日ハム・西武29873196
6梶本隆夫1954-1973年阪急29454208
7工藤公康1982-2010年西武・ダイエー・巨人・横浜・西武28593336.2
8稲尾和久1956-1969年西鉄25743599
9三浦大輔1992-2016年大洋・横浜・DeNA24813276
10村田兆治1968-1990年ロッテ23633331.1

とにかく現役を長く投げ抜いて、残せた成績なんだと思います。

まさに、「K by K」その日のゲームの三振を一つずつ重ねていこう!というところですね。

このランキングだと、現役選手の名前がまだ上がらないので、現役選手のみのランキングも紹介しますね!

プロ野球 歴代通算奪三振数ランキング(現役選手)

名前現役期間チーム奪三振投球回数
1岸孝之2007年~西武・楽天20722427.2
2涌井秀章2005年~西武・ロッテ・楽天・中日19982709
3和田毅2003年~ダイエー・ソフトバンク・MLB18832073.1
4石川雅規2002年~ヤクルト17683100.1
5則本昂大2013年~楽天17171730

まだシーズンは始まったばかりですので、いつかベスト10を塗り替えてほしいですね!

続いてメジャーで活躍する選手の成績です。

メジャー歴代通算奪三振ランキング

名前現役期間プロ野球時のチーム奪三振現役
1ダルビッシュ有NPB / 2005年~
MLB / 2012年~
日ハム
1929
2野茂英雄NPB / 1990年~
MLB / 1995年~
近鉄
1998
3田中将大NPB / 2007年~
MLB / 2014年~
楽天
(現在は楽天)
991
4黒田博樹NPB / 1997年~
MLB / 2008年~
広島
986
5前田健太NPB / 2008年~
MLB / 2016年~
広島
951

「ドクターK」をニックネームに持つ、野茂英雄さんの記録を抜いたダルビッシュ選手の更なる記録更新が楽しみですね!

「ドクターK」と呼ばれているかは別として、3名あげるとしたら、野茂英雄さん・金田正一さん・ダルビッシュ有さんの3名でしょうか。

金田正一さんは、現役選手でもまだまだ届かない記録を長年持っているわけですから、そう呼んでもいいのかなと思います。

【まとめ】野球の三振はなぜ「K」なの?ドクターKと呼ばれた3人の日本人!

今回は、野球ワードにおける「三振」についてお話ししました。

まだ、シーズン始まったばかりですし、これから観戦するのに心地よい季節になりますので、これを機に観戦デビューもありだと思いますよ!

  • 野球の三振はなぜ『K』なのかは、諸説あり。有力なのは「Struck」の「K」を使用という説。
  • ドクターKと呼ばれた3人の日本人をあえて挙げるなら野茂英雄・金田正一・ダルビッシュ有。

こうして一つずつでも、野球用語やルールがわかってくると、それに関わる選手のことも知れて楽しいですよね。

また、プロ野球とメジャーで比較するのも面白いと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

error: Content is protected !!